カウンセラー's コラム

2007年9月11日(火曜日)

人生という競技

カテゴリー: - matsuzaka @ 16時32分16秒

先日、「東京新聞」の「筆洗」という欄に、次のような文章がありましたので、ご紹介します。クラブ

 

 「中学時代はサッカーの選手だったが、走ることが好きだったので駅伝の名門高校、富山商業(富山市)に進学し陸上部に所属した。ところがレベルが高くて練習についていけず、3週間で足に怪我をしてしまう。監督から競歩に転向することを勧められ、素直に従ったという。
 陸上の世界選手権大阪大会の男子50キロ競歩で、北京五輪代表の選考基準となる8位入賞を争いながら誘導ミスで途中棄権となった山崎勇喜選手(長谷川体育施設)が、競歩人生を歩みだしたときの逸話である。
 監督の記憶に残る山崎さんは何があっても「前向きで、頭をすぐに切り替える」生徒だった。競歩には両足が同時に地面を離れてはいけないなど、厳しいルールがある。フォームが安定せずに試合で失格になることもあったが、3年のときに頭角を現した。アテネ五輪に出場するなど今や日本のエースで、前向きさにも磨きがかかっている。
 誘導ミスを知った直後、悔しさを口にしながらも「トップ争いという、いい経験ができた」と話している。大失態を演じた大会の関係者には救いのひと言だったろう。
 日本陸連内にあった、山崎さんを北京五輪の代表にする「救済措置」が見送られることになっても、本人は気にしていない。すでに会社への大会報告で「自分が納得できるレースをして北京行きを決めたい」と決意表明し、練習を再開している。
 酷暑の中で意識がもうろうとしていた自分自身を責めているのだろうか。23歳の若者に、人生という競技に必要な姿勢を教わっている気がする。」


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